ホー氏グループの社長ホー・チアオイエンは、幼い息子シャオバオと暮らしている。天才児だが心に深い傷を持つシャオバオは言葉が話せず、聞かんぼうでいつも周囲を困らせてばかり。一方、児童心療内科の医師チン・イーユエは、元カレへの恨みから彼の受賞を阻止するために表彰式の会場へ。そこで二人はひと悶着を起こす。二度と会うことはないだろうと思っていたはずが、シャオバオをきっかけに思わぬ形で再会することに。

シャオバオの専属医師として契約したいとイーユエに伝えたものの、あっさり断られてしまったチアオイエン。シャオバオのためにもどうにかイーユエの心をつかもうと、あの手この手で説得を試みる。そんな時、シャオバオの誕生日をきっかけに親子の悲しい過去を知ったイーユエはシャオバオの誕生日会を企画し、二人は少しずつ距離を縮めていく。チアオイエンはカップル向けの新製品「チューラブ腕輪」の試作品をイーユエに贈るが…。

「チューラブ腕輪」にイーユエの体調不良を示す通知が届き、慌てて自宅へと駆け付けるチアオイエン。彼女を懸命に介抱し、ひと悶着ありつつも二人は確実に距離を縮めていく。さらに、シャオバオの計画によって山中に二人ぼっちにされてしまったチアオイエンとイーユエは、テントで一泊することに。そんな中で行われた新ビルの落成式。イエ・チンの嫌がらせに遭うイーユエの姿を見たチアオイエンは、思わず…？

チアオイエンから受け取った指輪を入浴中になくしてしまい、イーユエは弁償金のことで頭を悩ませる。そんなある日、イーユエが子猫を助けているとそこに大学時代の先輩ニン・ファンが現れる。親し気な二人の姿を目撃したチアオイエンは、思わず二人の間に割って入ってしまう。生まれて初めて感じる心の痛みの理由が分からないチアオイエン。一方、記事を見て突然訪ねてきたイーユエの両親が、しばらく滞在すると言い出す。

チアオイエンはニン・ファンに対してモヤモヤする気持ちが消えず、イーユエとニン・ファンの食事の場まで尾行したりと暴走する。一方、両親からチアオイエンのことを事細かく聞かれて困り果てたイーユエは、両親を何とか実家へ帰そうと、ある作戦を立てる。しかし、手違いで本当にチアオイエンが実家を訪れることに。イーユエの両親と過ごす時間に、温もりを感じるチアオイエン。そんなチアオイエンの姿を見たイーユエは…。

夜中にシャオバオが発熱したとの連絡を受け、２人は急いで帰った。するとイーユエに会って安心したからか、シャオバオが５年ぶりに「ママ」と言葉を発する。そんな中、シャオバオが病院のキッズルームで別の子どもとケンカに。ママと呼ばれるのを拒み続けていたイーユエだが、シャオバオを守るためとっさに自分が母親だと名乗る。その場に居合わせたイエ・チンはいつものように陰口を言い、それを見たルオウェイは…。

ルオウェイは新しい職場で、御曹司ウェン・グーと再会する。しつこくアタックしてくるウェン・グーに対して、適当にあしらうルオウェイ。一方、行方不明になっていたシャオバオはなんとイーユエの家までやってきていた。なりゆきで料理対決をすることになったチアオイエンとイーユエ。イーユエはとうとう契約書にサインする。ところが、それは指輪を弁償する代わりに１年間住み込みでシャオバオの世話をするという内容だった。

ホー家で同居を始めたイーユエは、シャオバオにバレないよう必死で仮装夫婦を演じる。しかし生活習慣の違いからあれこれと注意されるうえ、外出するのにも申請が必要だった。ニン・ファンに紹介してもらった小学校をシャオバオの就学先として推薦するイーユエだが、ニン・ファンの名前を聞いた途端すぐさま却下するチアオイエン。何もかも否定してばかりのチアオイエンに腹を立てたイーユエは、契約解除を突きつけて家出する。

患者の母親にケガをさせられたイーユエ。マンションに戻った直後、チアオイエンが家に帰るよう説得しにくる。まだイーユエに辞職の意志は残っているものの、３人は普通の家族のような団らんの時間を過ごす。しかし、共同生活はまだまだ前途多難の様子。一方、イーユエを傷つけた加害者たちを許せないチアオイエン。イエ・チンは離職にまで追い込まれ、さらにイーユエについてのデマを流した患者の母親を起訴する流れに。

ルオウェイは社長の命令でウェン・グーの秘書になることに。ルオウェイを警戒するウェン・グーとの神経戦が始まる。一方、イーユエはあの手この手でチアオイエンに訴訟を撤回させた。そんな中、偶然チアオイエンの引き出しから女性の後ろ姿ばかり映した大量の写真と、兄夫婦とチアオイエン、そして見知らぬ女性が映った１枚の写真を見つけたイーユエ。その女性とチアオイエンの関係が妙に気になってしまい…？

シャオバオをサンライト小学校に入れるため、イーユエとニン・ファンはチアオイエンの説得に乗り出す。やっと迎えた登校初日、チアオイエンは会議の場所を急きょ学校の向かいのビルに変更し、イーユエの様子を見張る。ニン・ファンと引き離そうとウソをついて家に呼び戻したチアオイエンだが、だまされたことに気づいたイーユエはカンカン。そんな時、チアオイエンの伯母が突然自宅を訪れ、早々に二人の関係を見抜く。

ホー氏グループの創立30周年パーティーのため、イーユエにパートナーとして同席してほしいと頼むチアオイエン。当然ダンスの経験などないイーユエは厳しいレッスンや食事制限に耐えきれず、こっそり逃げ出してルオウェイの元へ。ところが、そこでチアオイエンとばったり。一方のチアオイエンは兄夫婦の事故の真相を追い続け、やっとつかんだ手がかりを逃したことで機嫌が悪かった。ウェン・グーから話を聞いたイーユエは…。

チアオイエンには、幼い頃から付き合いのあるリン・ウェイという婚約者がいた。チアオイエンにその気こそないものの、リン家にはかつて会社を救ってもらった恩があり、伯母もリン・ウェイも両家の結婚を望んでいる。彼女がパーティーに姿を現したことで、イーユエに対する世間の風当たりはますます強まるのだった。そんな時、仕事でチアオイエンの会社を訪れたルオウェイは、リン・ウェイがチアオイエンと話しているのを目撃する。

チアオイエンが休日出勤でリン・ウェイと顔を合わせるのが気に入らないイーユエ。シャオバオはイーユエのためにリン・ウェイにイタズラを仕掛けるも、それが元でチアオイエンとイーユエは大ゲンカ。シャオバオを連れて実家に帰ったイーユエだが、そこで父の病気が明らかになる。話を聞いたチアオイエンは商談の予定を蹴ってイーユエの元へ向かい、すぐさま最高の医療チームを手配して憔悴したイーユエを支えるのだった。

見舞いに訪れたチアオイエンの伯母は、シャオバオがイーユエの両親にまで懐いている場面を目撃し、不審に思う。イーユエが計画的に接近してきたのではないかと疑う伯母だが、チアオイエンは真っ向からそれを否定する。そんな時、ルオウェイはひょんなことからイーユエがなくした指輪を見つけ出す。妻である証しを取り戻し、ルオウェイからも激励されたイーユエは、打倒リン・ウェイの一念で二人の元へ向かうのだが…。

自分のせいでチアオイエンの商談が台なしになり、自信を無くしたイーユエはこれ以上ウソの夫婦を続けられないと契約の解除を申し出る。チアオイエンはどうにか引き止めようと屁理屈を並べるも、うまくいかない。親子行事で披露するため、シャオバオのために子守唄を録音して渡したイーユエ。その歌を聞いたチアオイエンの脳裏に、ふと事故当時の光景がよぎる。そのまま録音を聞いていると、イーユエの声が流れ出し…？

イーユエの告白を聞いたチアオイエンは、有頂天になって肝心な返答を忘れていた。当然、イーユエは告白を断られたと思い込んでいる。そんなチアオイエンにウェン・グーは忠告し、ニン・ファンもイーユエを傷つけないでほしいと頼むが、当の本人はすっかり浮かれて聞く耳を持たない。そんな中、いよいよ最後の親子行事が始まる。同じ頃、ウェン・グーに取引の現場を見られ、慌ててチアオイエンに電話をかけた伯母だが…。

しびれを切らしたチアオイエンは、恋愛関係の契約書にサインするようイーユエに迫る。ハッキリと言葉で聞きたいイーユエは告白をねだるのだが、チアオイエンは結局それに応えられず交渉は決裂。一方、日に日にルオウェイに惹かれつつあるウェン・グー。ルオウェイの兄が気に入らないウェン・グーは、イーユエを通して彼女の思わぬ一面を知る。そして、チアオイエンはウェン・グーのアドバイスを受け“完璧なデート”を計画する。

母親に尋ねられ、チアオイエンとの関係が進展するどころかイーユエと本当に付き合い始めたことを話したリン・ウェイ。母が裏から手を回し、腕輪プロジェクトの担当者たちは会社から引き抜かれる。チアオイエンの伯母から食事に誘われたイーユエは、再度チアオイエンと別れるよう念を押されるが、なんとか気に入られようと努力を重ねていた。そんな時、伯母が妙な男に絡まれているのを見たイーユエは…。

チアオイエンやシャオバオのために自分から離れる決意をしたイーユエは、理由を言わず別れを告げる。当然、納得できないチアオイエンはあの手この手でイーユエに接近するが、イーユエは心を鬼にしてそれを拒絶する。一方、父の話を聞いて家族の大切さを感じたウェン・グーは、ルオウェイのために彼女の家族を呼び寄せる。しかし家族に対して悪感情しかないルオウェイはそれに反発し、二人は険悪な雰囲気に。

病院の主任から、ドイツへ行って研究を続けないかと提案されたイーユエ。一方、リン家の妨害によってチューラブ腕輪の事業は危機に瀕していた。そんなチアオイエンを見たイーユエは、自分の心に蓋をしてどうにかチアオイエンを諦めさせようとする。家族からのプレッシャーに耐えきれず、精神状態が不安定になったリン・ウェイは、ニン・ファンに助けを求める。密かに伯母を調べていたチアオイエンは、不審な動きを知り…。

伯母から事故の真相を聞かされたチアオイエンは自責の念に駆られ、イーユエにも別れを告げる。ドイツへの出発当日、チアオイエンが事故の真実を知ってしまったと聞いたイーユエは、ドイツ行きを辞めてチアオイエンを助けようと決意する。事故当時のことを調べて不審な点があると感じたイーユエは、チアオイエンが原因ではないと説得し、記憶を取り戻してもらおうと試みる。しかしチアオイエンはそれに反発し、治療は難航する。

記憶を取り戻す覚悟を決め、ニン・ファンの助けを借り催眠療法を始めたチアオイエン。さらにジャン・チョンを利用して黒幕の存在を炙り出そうとする。ニン・ファンとリン・ウェイは一緒にいるうちに少しずつ相手への情が芽生え始め、ルオウォイとウェン・グーもようやく相手と素直に向かい合うことができた。そんな時、イーユエが何者かに誘拐されてしまう。イーユエを助けに向かったチアオイエンだが、その途中で事故が起きて…。

フランスに旅立つというリン・ウェイの言葉に、ニン・ファンは嬉しいながらもどこか複雑な感情を抱く。チアオイエンとイーユエは無事に入籍した。チアオイエンは自分の夢を叶えてくれたイーユエのため、イーユエの夢であるドイツでの研究を後押しする。ウェン・グーはルオウォイとの仲を父に反対されて躍起になるが、父には何か考えがあるようで…？そして、イーユエの帰国にあわせていよいよ二人の結婚式が行われる。

病弱なホー・ランは、偶然入った美容室で、ある男性に髪を洗ってもらう。優しく柔らかな声に心を惹かれ、その日の光景を何度も夢に見るようになったランは、後日、再びその店を訪ねる。そして、その男性から聞いていた美容師の番号“33番”を指名するが、出てきたのは女性だった。店員からその男性が臨時で手伝いに来ていたシアオ・ハンだと聞かされたランは、そのままタクシーに乗りシアオが暮らす小州村へと向かう。

チウ・ジアロンは娘ランの誕生日パーティーを開き、人気バンドのリードボーカルであるハン・ユーと彼の叔母でランの主治医であるハン先生を招く。しかし、シアオのことで頭がいっぱいのランは…。ユーから音楽フェスに誘われたランは、シアオに会いに行けるチャンスだと思って快諾する。翌日、ランはライブの途中で会場を抜け出してシアオに会いに行く。そんな中、姿を消したランを捜しに行ったユーが事故に遭ってしまう。

絵画教室で先生のバイトをすることになったランは、シアオにデッサンのモデルを頼む。喜びも束の間、シアオが故郷に帰ってしまい、理髪店には入居者募集の張り紙が。シアオが戻るか気が気でないランは、足繁く理髪店の様子を見に通う。ようやく戻ったシアオに会えた日、それは偶然にも彼の誕生日だった。パンズたちが開いたパーティーに付いていき、プレゼントの代わりに孫悟空の絵を贈ると約束。夜遅くまで楽しんだランは…。

帰宅が遅くなったランを待っていたのは、お手伝いのジャンだった。ジャンはランにどこへ行っていたのかと問い詰めるが、逆にランから隣のおじさんと会っていることを指摘され、反論できなくなってしまう。そしてランは、互いに干渉しないことを提案する。翌朝、シアオから“海辺で会おうと”と誘われたランは、初めてのデートだと思い込み、おしゃれをして向かう。しかし、待ち合わせ場所にいたシアオは厳しい表情で…。

スーパーで出会った少女チュエンがシアオを“パパ”と呼んだことに驚くランだったが、実はシアオの兄の子供だった。そんな中、シアオはパンズの紹介でユーの叔父の庭仕事を任される。忙しくなった彼の代わりにランはチュエンの面倒を見ることに。シアオの温室で彼の仕事を見守っていたランは貧血で倒れそうになり、彼女をかばってシアオがトゲに刺される。ランはケガをした彼の手にキスをする。動揺するシアオだったが…。

チュエンが絵画教室から姿を消し、ランはあちこち捜しまわる。その頃、チュエンはユーに出くわし、家に送り届けてもらっていた。シアオがユーに会ったことを知り焦るラン。ユーは彼氏ではないと釈明するが、シアオから「年齢の他にも隠し事があるのか？」と問い詰められる。そしてシアオはランに何も言わず、チュエンを連れて故郷に帰ってしまう。落ち込むランは、アーマンからシアオと共通の話題を持てばいいとアドバイスされ…。