昭和初期の浅草。鳶政一家は鳶職連合を取り纏めていた。ある日、上野での博覧会建設を請け負うことになるのだが、博徒・阿久津組が工事の利権を譲れと横槍を入れてきた。言下に断る鳶政(加藤嘉)だが、その凶刃に倒れてしまう。意気消沈する一家に秀次郎(高倉健)が帰還してくる。気分を新たに、博覧会の着工にあたるのだが…。
『昭和残侠伝 一匹狼』以来、一年ぶりに登場した、高倉健の任侠娯楽シリーズ第4弾。今度は、昭和初期の浅草を舞台に、火消し纏に命を張る鳶政一家の男たちの意気地や侠気、友情をおなじみのヒットメロディにのせて描きます。監督は『日本侠客伝 白刃の盃』のマキノ雅弘。健さんが唐獅子牡丹の刺青を背に暴れまくる!!
1967/日本/90分 配給:東映
監督:マキノ雅弘 脚本:鈴木則文、鳥居元宏
主演:高倉健、藤純子、池部良、津川雅彦、金子信雄、河津清三郎、牧紀子、萩玲子、宮城千賀子