寺島清次(高倉健)が復員してきた東京・浅草は瓦礫の町と化し、人々の心も荒んでいた。新興勢力の暴力団がのさばり、任侠の金看板を背負った神津組2代目・源之助もこの世を去っていた。そんな中、元恋人の綾(三田佳子)が所帯を持っている事を知った清次は、亡き親分の遺言に従い、神津組3代目を継ぐ決意をするが…。
空前のブームを巻き起こした高倉健主演『昭和残侠伝』シリーズの記念すべき第1作。終戦直後の浅草を舞台に、若き親分が持ち前の侠気と意地で新興暴力団に挑む姿を骨太に描く。“唐獅子牡丹”の刺青、哀愁漂うメロディー、迫力満点の殺陣など、高倉健の“男の粋”が存分に堪能できるファン必見の大ヒット任侠アクション。
1965年/日本/91分 配給:東映
監督:佐伯清 脚本:村尾昭、山本英明、松本功
キャスト:高倉健、梅宮辰夫、松方弘樹、江原真二郎、菅原謙次、三田佳子、梓英子