優勝祝賀パーティーで、ヒデヨシは頭から流血し倒れた。しかし、駆け付けた救護隊の治療も受けず、どこかへ行方を眩ませてしまった。
誰もいない公園。ヒデヨシはDTと共にいた。思いがけない出来事に対処できないのだ。一体、俺はどうしちまったんだ? すると、DTは衝撃的な告白をする。──ゴル星人は、思春期になると角が生える。個人差はあるが、ときには猛烈な頭痛を伴う。ヒデヨシ、お前はゴル星人だ、と。ヒデヨシは俄かには信じられない。額をふと、確認する。何かある! 小さい角が生えつつあったのだ。茫然自失となるヒデヨシ。自分だけが、皆と違う存在なのか……。するとDTは、被っていたキャップを脱ぐ。額には、角を折った痕が。DTもゴル星人の血を継いでいたのだ。以来、ヒデヨシは失踪する。しかし、マスコミがスキャンダルを嗅ぎ付けて……。