ある年の夏。女子校生の千里は、処女を捨てようとテレクラで知り合った男とホテルへ入る。しかしその男が手錠をかけてきたため、必死の思いで逃げ出した千里は、たまたま出くわした同級生のタカシに助けられる。それが縁で千里はタカシに処女を捧げるが、彼女もちのタカシとはそれきりだった。それから5年後の夏、千里はバーテンになったタカシに再会するのだが…。
ピンク四天王のひとりとして、『迷い猫』など数多くの傑作ピンク映画を生みだしたほか、近年では石黒賢主演作『ジャイブ 海風に吹かれて』などの一般作でも活躍するサトウトシキ監督。その俊英が、“ピンク七福神”のひとりである今岡信治の脚本を得て、夏の愛の記憶を重ねていく女のホロ苦い青春を描く傑作官能ドラマ。主演は本作がデビュー作となった佐々木日記。
2002年/日本/70分
監督:サトウトシキ 脚本:今岡信治
キャスト:佐々木日記、松永大司、佐倉麻美