撮影所の控え室で落ち込むさやか。自分に自然に接してくれる直人が好きだったのに、フラレてしまったからだ。でも何とか自分を励ましふっ切ろうとする。学校ではヒカルが直人にいきなりヘッドロック。この前の撮影を無我夢中でやったことでコンプレックスが吹っ飛び、このまま地を生かしてやってみると感謝する。撮影所に行くと、洋子からお詫びと感謝の言葉が。実はこの作品で主役級に人気が出なかったらもう役者はやめるように言われていて、それで計算ずくで直人に近づいた。この前のシーンはそんな私に対する叱咤激励で、おかげで演技についていろいろ学んだ気がすると。その夜、菜摘も直人の部屋を訪ねて来て告白。直人が原作者だと知っていたこと。そんな自分をいつも一所懸命励ましてくれて、最初はお芝居だったけど、いつの間にか直人を好きになってしまったこと。だから改めて直人にアタックする、そう言って菜摘は帰って行った。…呆然と見送る直人。