星一徹が部屋で倒れ、病院へ。その頃飛雄馬は、蜃気楼ボールを駆使し、長島巨人軍を優勝に導いていた。一徹は「飛雄馬には告げるな」と、見舞いに訪れた伴に言伝てた。伴は苦悩の末、飛雄馬に「親父さんの命は長くない」と告白。「日本シリーズに勝ち、巨人の星に輝いたとき、その報告をしにいきます」。テレビ越しに息子の雄姿を見つめる父親。自ら編み出した魔球の数々を投げ、その悲願を達成。飛雄馬が完全試合を演じ、“巨人の星”として輝きを放ったとき、星一徹もまた輝く星となった。そして飛雄馬自身も新しい決意を胸に、大リーグの地へと旅立った。