光と三島の2度目の対決。光はコントロールを捨て、スピードに専念をする。三島は、前の打席でバックスクリーンに完璧なホームランを打ったものの、この打席では、光の球威に押されていた。そして、三島の打った打球はピッチャーライナーとなり、この勝負は光に軍配が上がる。後続打者を打ち取り、試合は延長戦へと突入。9回からマウンドに立つ竜旺学院の及川は、多彩な変化球と豪速球という付け入る隙のないピッチングをし、星秀学園の攻撃を無失点に終わらせる。10回裏。スタンドで観戦していた青葉は、光の異変に気づく。光は、三島との2度目の対決で捕ったピッチャーライナーの球威が強く、左手がしびれて思うように動かせないでいた。そんななか、得点圏に走者を背負い、一打サヨナラ負けというピンチで、打席に及川を迎える…。