修了検定に合格するため、周防監督から「相手チームの9人をパーフェクトに抑える」という条件を課された吾郎。しかし、この数ヵ月の吾郎の成長はまわりの想像を超えていた。140キロを超える速球を、バッターは誰も打つことができない。最後のバッター・寿也も三振に取り、吾郎は見事に結果を出す。自らキャッチャーとして吾郎のボールを受けた周防も、その力を認め、夢島から送り出す。夏休み中でいったん自宅に戻った吾郎だが、なぜか自宅には誰もいない。そこへ茂野から電話がかかってきた。桃子が入院したという。驚いた吾郎が病院へ駆けつけてみると…。