吾郎・高校2年生の春、桃子が女の子を無事出産する。病院からの帰り、吾郎は父・茂野をキャッチボールに誘う。キャッチボールをしながら、自分の決意を茂野に告げる吾郎。そして6月、ついに一軍との壮行試合の日がやってきた。吾郎の成長ぶりを確かめたいと言うチーフマネージャー・江頭に、静香は「茂野君の先発は半年前から決まっていた」と言い返す。試合直前、寿也は静香に「この試合には出たくない」と願い出る。理由を聞く静香に、「この試合には関わり合いになりたくないのだ」としか言わない寿也。試合が始まった。成長した吾郎の豪速球に驚愕する江頭。1番バッターが三振するのを見届けた江頭は「合格だ」と吾郎を交代させようとするが、それを無視した静香が吾郎に続投を命じる…。