【あらすじ】
2000年初頭、パリの街頭に数人の不思議なムードを醸し出す若い男たちが現れた。実は、彼らは人間ではなかった。毎世紀末、地獄の悪魔学校では卒業シーズンを迎えるのだが、彼らは最後の課題を課せられて人間界に送り込まれた悪魔学校の卒業見込み者たちだったのである。
その内の一人? 一匹? 一悪魔? であるヴィム(匠ひびき)は早速、第一の課題に取り組むべく、通りすがりのアジャーニ(大鳥れい)に声をかける。
第一の課題とは、最初に出会った人間を必ず不幸のどん底に叩き込めというもの。ここでヴィムは頭を抱えてしまう。何故なら、アジャーニはそれこそ不幸を絵に描いたような女だったからだ。こいつをどうやって今以上の不幸に叩き込んだらいいんだと、思い悩んだヴィムはやがて一計を案じるが…。
花組メンバーの個性的なキャラクターが話題となった、ちょっとブラックでスパイスのきいた大人のファンタジック・ラブコメディ。
【公演情報】
’01年/花組/シアター・ドラマシティ/キャスト:匠ひびき、大鳥れい、春野寿美礼、瀬奈じゅん ほか