【あらすじ】
幕末の動乱期の京都。勤皇佐幕両派が争っていた時期、沖田総司(水夏希)は過激派浪士の取締りを使命とする新選組で一番隊組長の位置にあった。
祇園で刺客に襲われた沖田は、直後、にわか雨の中で芸妓・玉勇(白羽ゆり)に出会う。壬生の新選組の屯所に、山崎丞(未来優希)が桂小五郎(凰稀かなめ)の居所を見つけたと駆けつける。沖田は副長の土方歳三(彩吹真央)らと祇園に向かうが、怪我を負っている桂にあえて剣を抜かなかった。
桂を見送った沖田は、玉勇と偶然に再会し、そのまま別れるのに忍びず、翌日会う約束をする。恋の始まりだった。
ある日、沖田は血を吐いて倒れ、医師に余命2年だと告げられる…。
幕末を駆け抜けた新選組・沖田総司の短くも激しい青春の姿を、恋物語に焦点を当て、虚実織りまぜながら描く。
当時の雪組新トップコンビ・水夏希と白羽ゆりのお披露目公演。
【公演情報】
’07年/雪組/中日劇場/キャスト:水夏希、白羽ゆり、彩吹真央 ほか