【あらすじ】
フランスの小説家であるメリメ(和央ようか)がスペインで出会ったドン・ホセ(姿月あさと)について語り始める。
セビリアの春祭りでジプシーのカルメン(花總まり)は、一際目を引いていた。彼女は言い寄る男たちを袖にして、ホセを踊りに誘う。街の女を傷つけたカルメンを連行するよう命令されたホセは、彼女の誘惑に負け逃してしまう。一兵卒に格下げになり、営倉に入れられたホセを脱走させようとカルメンが忍び込んでくるが、ホセは軍人の誇りから断る。
しかし、釈放されカルメンと再会をしたホセは、恋の炎を燃え上がらせるが、カルメンに翻弄され、軍人から裏社会へと自滅していくことに…。
メリメ原作「カルメン」をモチーフに、ドン・ホセの波乱に満ちた生き様を華麗に描く。
【公演情報】
’99年/宙組/宝塚大劇場/キャスト:姿月あさと、花總まり、和央ようか ほか