【あらすじ】
1830年、フランス。貧しい製材業の息子として生まれたジュリアン(安蘭けい)は、繊細な神経と聡明な資質と強い自尊心を備えた美しい青年であった。彼は立身出世をし、富と名声を手に入れることを生涯の目的としていた。
聖職者となるため、ラテン語を学び始めた彼に、町長のレナール氏(立樹遥)が息子たちの家庭教師を依頼する。上流階級への糸口を見つけたジュリアンは、親友フーケ(柚希礼音)からの一緒に商人になろうという誘いを断り、家庭教師となる。そこで、町長の貞淑な妻レナール夫人(遠野あすか)と出会い…。
19世紀中期のフランスの文豪・スタンダールの長編小説「赤と黒」を原作に、主人公ジュリアン・ソレルの恋と野望をドラマティックに描く。
【公演情報】
’08年/星組/シアター・ドラマシティ/キャスト:安蘭けい、遠野あすか、柚希礼音 ほか