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雁国の王と麒麟との出会い、そして前景王が商人の娘だった事を聞いた陽子は、景麒が何故自分も含め普通の人を王として選んだのか考えていた。すると水禺刀が光り始め、そこに景麒と見知らぬ女性の姿を映し出す…。一方、壁落人のところに身を寄せる杉本は、「言葉は通じなくとも、心は通じる」という壁の過去の話を聞き、それが自分自身に当てはまる事を痛いほど感じる。そして、子供たちと遊ぶなかで、杉本の顔には自然な笑みがこぼれてはじめていた。しかし…。