18世紀半ば、フランスの作家ボーモン夫人によって書かれた寓話「美女と野獣」は、詩人ジャン・コクトーが映画化したほか、近年ではディズニーのアニメーション映画としても知られています。魔法で野獣に変えられてしまった王子と、心優しい娘とのロマンティックなラブ・ストーリーは、早くも1955年に宝塚歌劇で取り上げています。今回の舞台化では、原作の古典精神に立ち返り、単なるお伽噺ではなく人間味あふれる物語として、美貌をたたえた「麗しの魔物」を主人公に展開します。
月組『バラの国の王子』のミュージック・クリップ。霧矢大夢の歌う主題歌にのせて、公演当時の華やかで美しい映像作品。
11年/月組/キャスト:霧矢大夢 ほか