俎渡海家の子孫・市郎は破壊的人間の血を受け継いでいた。それは18世紀の先祖・市兵衛が、無実のふたりの女キャサリンとテレーズを責め殺した呪いだった。300年後、キャサリンは恐るべき因果で市郎の妹へと、テレーズは復讐の女刑事として転生していた。兄を慕うキャサリンの意図しない大量殺戮が、市郎の狂気を呼び起こし、“ソドムの市”なる残酷な人間に変貌させてしまう。
世界的なブームを巻き起こしたJホラーの仕掛人である4人の職人たちが、新たな戦慄ホラーを打ち立てる企画“ジャパニーズ・ホラー・プロジェクト”。その第3弾は、ハリウッド・リメイクも生んだJホラーの金字塔『リング』のカリスマ脚本家・高橋洋が、監督として初の劇場用長編に挑むアクション・ホラー。呪いによって、狂気の殺人鬼と化した男の運命を描く。
2004年/日本/104分
監督・脚本:高橋洋
キャスト:浦井祟、小嶺麗奈、中原翔子、園部貴一、宮田亜紀