2011年3月11日、東日本の太平洋沿岸を大規模な津波が襲い、岩手県釜石市にも甚大な被害が発生する。一夜明け、一向に被害の全容が把握できない中、廃校となった中学校の体育館を遺体安置所として使うことが決まる。ほどなく、その遺体の多さに誰もが言葉を失ってしまう。医師や歯科医師たちによるいつ終わるとも知れない検死作業が続く中、民生委員・相葉常夫がボランティアを願い出る。
未曾有の災害“東日本大震災”で甚大な被害を受けた、岩手県釜石市の遺体安置所を取材した石井光太のルポタージュを、『踊る大捜査線』の名脚本家・君塚良一がメガホンをとり、西田敏行、緒形直人、佐藤浩市ら豪華キャスト競演で映画化した社会派ドラマ。震災直後の混乱の中、自身も被災者である釜石市民の医師や歯科医たちが、数多くの遺体の搬送や検視、身元確認などの辛い作業にあたるさまを描く。
2013年/日本/105分
監督・脚本:君塚良一 原作:石井光太
キャスト:西田敏行、緒形直人、勝地涼、國村隼、佐藤浩市、沢村一樹、志田未来、柳葉敏郎