世界的に有名な一大グループの御曹司である真次は、横柄な父と縁を切り、一介のサラリーマンとして平凡な生活を送っていた。そんなある日、父が危篤との知らせを受けた真次だったが、その知らせを無視して地下鉄を降りた。そして駅の階段を上がると、そこはオリンピック開催に沸く昭和39年の東京だった。真次は時空を超える旅を続けていくうち、若き日の父と遭遇する。
“稀代のストーリーテラー”浅田次郎の原点と言われる傑作小説を、堤真一、岡本綾、常盤貴子、大沢たかおら豪華俳優競演で映画化したヒューマン・ファンタジー。監督は『小川の辺』の篠原哲雄。オリンピック開催に沸く昭和39年の東京へとタイムスリップしたサラリーマンが、時空を超えた旅を続けるうちに、憎き父の真実の姿と、自分と恋人に隠された秘密へと行きつく。
2006年/日本/122分
監督:篠原哲雄 原作:浅田次郎
キャスト:堤真一、岡本綾、常盤貴子、大沢たかお、田中泯、笹野高史、北条隆博、吉行和子