6月、梅雨の真っ只中コミフェス出展の当選通知が笹原のもとに届いた。さっそく部室でコミフェス準備について話していた笹原と斑目は、ふと荻上がノートに書いていた絵に目が止まる。いまだ素直になり切れない様子の荻上に斑目は、荻上にも参加してもらおうと提案する。荻上は、コミフェスに同人誌を出すことに内心では喜んでいたのだが、頼まれたので参加する、というポーズをやはり崩せずにいた。初めてのサークル参加は分からないことだらけなため、笹原と斑目は漫研の高柳に相談しに行く事にした。高柳を訪ねるとコミフェス当選をどこで聞きつけたのか、あの「ハラグーロ」こと原口が現れて……。