マークエルフが新国連の船団を襲ったスフィンクス型の迎撃に向かったスキに、突如もう一体のスフィンクス型に襲われた竜宮島。フェストムの狙いはブリュンヒルデ・システムの中核・ワルキューレの岩戸だ。抗戦する島の迎撃機能は次々と突破され、一騎のマークエルフも敵との交戦中であるため島に戻ることができない。スフィンクス型に蹂躙される島の光景をモニターで見ていた翔子の胸を締め付ける、一騎との約束。シナジェティック・スーツを纏い、マークゼクスに乗り込もうとする翔子を、母の容子は必死で留めようとする。「自分の意思で戦いたいの……あなたの子供じゃないんだから!」一騎を想うあまり、つい容子に心無い言葉を投げかけてしまう翔子。それでも翔子を止めて欲しいという容子の願いも退け、総士はマークゼクス出撃を決断する。扱い慣れない、しかも整備不十分のマークゼクスだが、一騎の戻る場所をこれ以上壊されまいと、翔子は捨て身の決意でスフィンクス型の前に立ちはだかる。