真矢のマークジーベンを戦列に加え、より強固となった竜宮島の防衛システム。とりわけ最前線で楯となり、一騎に勝るとも劣らない活躍を見せているのが、衛のマークフュンフだった。フェストウム撃退後には銭湯でリラックスする余裕も見せるようになったパイロットたちだが、ミツヒロが残した警告通りフェストゥムの来襲は活発になり、出撃回数は増えてゆく。そして竜宮島を包み込む異変……突然、季節外れの花が咲き乱れ、弓子の胎内には人類30年振りの自然受胎の兆しが表れていた。近い将来出現が予想される新型種に対抗するため、日野家で強化合宿を張ることになった一騎たち。和んだ雰囲気のなか、剣司に告白めいた言葉を告げられ、ときめきを覚える咲良。しかし、皆には隠していたものの、彼女は不意の頭痛にしばしば襲われるようになっていた。