一騎の目前で、総士はジークフリードシステムと共に消滅した。目的を果たし、マークニヒトに損傷を受けたイドゥンは撤退するが、道生をはじめ、竜宮島の払った犠牲は計り知れなかった。総士の仇を討つため、一騎たちは人類軍と共に北極のミール殲滅に向うことを決意する。そんななか、竜宮島に飛来した認識外タイプの赤いフェストウムが、島を襲ったスフィンクス型を消滅させ、CDCにコンタクトを試みてくる。「会話がしたい。山で待つ。真壁紅音……」愕然とする史彦。ひとり山に降り立ったミョルニア=紅音は、史彦に紅音の意思、フェスゥムとの同化を受け入れた真の理由を語り始める。フェストゥムに人類を理解させ、紅音自身もフェストゥムを“祝福”する……。そして、ミョルニアのコアを消滅させんとしている北極のミールのもと、総士がまだ生きている事を告げるのだった。