尾道の高校に通う16歳の芳山和子(原田知世)は、土曜日の放課後、理科室を掃除中にフラスコからこぼれた不思議な液体の匂いを嗅いで昏倒してしまう。覚醒した和子は、その香りがラベンダーのものであることを確信する。この時から和子は、時間を超える能力を持つようになった。意を決して和子が同級生の深町一夫(高柳良一)にそのことを告げると…。角川映画第2のヒロイン、原田知世の映画デビュー作。映画と共に彼女自身の歌う主題歌「時をかける少女」も大ヒットした。大林宣彦監督の「尾道三部作」にも数えられ、その後もテレビドラマ、アニメなど何度も映像化された不朽の名作。
1983年/日本/104分
監督:大林宣彦 原作:筒井康隆
キャスト:原田知世 高柳良一 尾美としのり 根岸季衣 岸部一徳 入江若葉 きたむらあきこ 上原謙 入江たか子