西の星で暮らす少女ジャンヌ・カグヤ・ダルクは毎夜変わった夢に悩まされていた。それは見たこともない東洋の武人の夢。一方、東の星の若き武者も、異人の少女が火刑台に送られる不思議な夢で目を覚ます。彼の名はオダ・ノブナガ。小国・オワリの嫡男であるが、その常識外れの行動から、周囲からは「うつけ者」と呼ばれていた。ある日、弟であるノブカツの元服の儀を放ったらかし、ミツヒデ、ヒデヨシと共に狩りに出掛けていたノブナガは、偶然オワリと敵対するタケダ軍がイクサヨロイを集結させ、今まさに進軍を開始しようとしているところに遭遇する。そしてジャンヌの元にはアーサー王に仕えているというレオナルド・ダ・ヴィンチが現れ、彼女を東の星へと誘うのだった。