「風の部族長、ソン・ハクの最後の命令だ」
つらい逃亡の旅の末、ヨナはハクとともに、ハクの故郷・風の部族、風牙の都にたどり着いた。ヨナはそこで、人々に温かく迎え入れられる。一方、緋龍城では、緊急の呼び出しを受け、火、水、地の各部族長と、失踪した風の部族長ハクの代理として長老ムンドクが集められていた。イル王崩御に伴い、次期国王にスウォンを推すためだが、ただひとりムンドクだけはスウォンの即位を認めようとしない。その後、風牙の都に帰還したムンドクはヨナとハクの無事を喜ぶが、スウォンの国王即位を承認するように、風の部族は火の部族から圧力をかけられることになる。