「もう一緒には居たくない」。また友達になれたと思ったはずの汐音から告げられた突然の言葉に、戸惑いを隠せない乃々香。そんな不安を抱えたまま、北美祭の準備は最終日を迎える。朝、学校へ向かう乃々香の前に、ノエルが現れ、自分も北美祭に行けることになったという。そして汐音も来ると断言。乃々香と汐音は友達だもん、と。その頃、汐音は父親に、できるだけ早く町を出たいと相談し、早くも引っ越しの準備を進めていた。そのさなかに円盤の本を見つけて、昔の思い出がよみがえる。円盤のことを信じてくれた乃々香やみんな。そして円盤を一緒に呼んだこと……。それぞれがさまざまな想いを抱えながら、北美祭が幕を開けようとしていた。