【第1話 発現】
捜査に没頭するあまり、私生活すべてを犠牲にしてきた警視庁捜査一課の刑事・石川安吾(小栗旬)は、殺人事件の現場だけに自分の存在意義を見出すような空虚な日々をおくっていた。そんなある日、元警察官が銃殺される事件が発生。現場に駆けつけた石川は、付近に潜んでいた犯人から銃撃を受け、頭部に被弾してしまう。生死の境をさまよいながら、朦朧とする意識の中で、ぐるぐると巡る「人は死んだらどこに行くんだろう」という疑問。そして、初めてわき上がってきた感情。――死にたくない。その強い思いが奇跡を起こしたのか、石川はいったん生命活動を停止しながらも、蘇生を遂げる。銃弾は脳内に残り、予断を許さない状況に変わりはなかったが、本人の意思もあって、やがて刑事の仕事に復帰する。
死者と対話する能力を身につけた主人公の刑事が正義と法など様々な境界で命と向き合うヒューマンサスペンス。
【キャスト】
小栗 旬、青木崇高、波瑠、遠藤憲一、古田新太、滝藤賢一、野間口徹、浜野謙太
【スタッフ】
原案・脚本:金城一紀
音楽:川井憲次
ゼネラルプロデューサー:松本基弘(テレビ朝日)
プロデューサー:山田兼司(テレビ朝日)、太田雅晴(5年D組)
監督:橋本一、波多野貴文