【あらすじ】
第1景 Prologue〜永遠のカノン〜三人のスター(蘭寿とむ、蘭乃はな、壮一帆)が、永遠に繰り返す愛−カノン−を歌う。舞台は一転、スターたちが主題歌を歌い継ぐ華やかなプロローグへと向かう。第2景 Nocturne〜ヴォヤージュ〜孤独な男ピエール(壮一帆)は、恋人たちで溢れる船上の宴で、一人の令嬢(実咲凜音)に出会う…。第3景 Agitato〜タンゲーラ〜美術館の絵画の中から現れたファム・ファタル(蘭乃はな)を巡り、男たちが花火を散らす。そこへ現れたジェラス・ガイ(蘭寿とむ)と運命的な出会いを果たす…。第4景 Cantabile in Jazz ショーはいよいよ中詰を迎える。第5景 Vivace〜パシオン・ネグロ〜パシオン・ディオス<王>(蘭寿とむ)とロマの男達は生きる喜び悲しみ苦しみを踊りに託す…。第6景 Adagio〜祈り〜夜明け前の闇の中、愛を探す男(壮一帆)と女(蘭乃はな)。やがて祈る人(蘭寿とむ)が現れ、希望を探すように夢を求めて踊る…。第7景 CANON〜フィナーレ〜クラシックの名曲を集めスパニッシュフレイバーでフィナーレが繰り広げられる。
“カノン”とは、メロディが追いかけ合いながらクライマックスへ向かう、音楽の手法。世界の名曲にまつわる、哀しみや希望、愛などの“思い”で綴られたショーは、一つの音楽詩となる。
’12年/花組/東京宝塚劇場/キャスト:蘭寿とむ、蘭乃はな、壮一帆 ほか