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2020年、人類は記憶を消去された者と虐殺者とに大別され、正常な者はごく僅かとなっていた。子供に記憶を刷り込まれたキャロラインは、ロッサムの幹部ハーディングたちが取り仕切るニューロポリスに囚われてしまう。だがそこには既にエコーとポールが潜入していた。彼女たちを救出したポールは、組織に脅され研究を強要されていたトファーを見つける。彼はおかしくなりながらも、世界を元に戻す装置の開発を密かに進めていた。だがその研究に必要なものが揃っているのはドールハウスだけだった。ビクターたちの協力を得て再びドールハウスに戻ったエコーたち。だがそこでポールが命を落としてしまう。悲しみをおして地下にもぐったエコーはアルファと再会。彼は記憶を消された者たちを匿っていた。装置を完成させたトファーは自らの命を犠牲にして装置を動かす役目を引き受ける。そんな中、残されたエコーたちは地下に潜る者、地上に残る者と別々の道に進むのだった。
ドールハウスの存在を突き止めたポールは、エコーを守るためドールハウスに協力することに。デウィットは彼にエコーのハンドラーになるよう命じる。その頃、トファーは自分を忌み嫌うサンダーズに執拗に嫌がらせをされていた。自分が何者かを思い出した彼女は平静を装っていたが、押さえ切れない怒りをトファーにぶつけていた。ボイドはそんな彼女を心配する。エコーは武器商人のクラーの犯罪の証拠を掴むため、潜入捜査員ローマとして彼と結婚していた。完璧な妻を演じる彼女を複雑な気持ちで見守るポール。着々と潜入捜査を進めていたエコーだがクラーの部下が彼女とポールが接触していることに気付き、エコーは窮地に立たされる。クラーに殴られた衝撃で過去の人格が混ざり合ってしまった彼女は自分が何者か分からなくなってしまう。エコーの異変に気付いたポールは自ら敵地に乗り込み、彼女に必要な人格になるまで挑発することで窮地を乗り切るのだった。
2009年/アメリカ/44分/日本語字幕版
キャスト:エリザ・ドゥシュク、ハリー・レニックス、フラン・クランツ、ターモー・ペニケット、ディーチェン・ラックマン