鉄道運転士の滝島徹は、仕事一筋の日々を過ごし、気が付けば59歳。ずっと専業主婦として彼を支えてきた妻の佐和子は55歳。徹の定年退職を1か月後に控え、夫婦は第2の人生を迎えようとしていた。そんなある日、佐和子は結婚を機に辞めた看護師の仕事を再開すると宣言するが、徹は妻の申し出を理解しようとしない。ふたりは口論となり、佐和子は家を飛び出してしまう。一度できた溝は深まる一方で、ついに佐和子は徹に離婚届を手渡す─。
シリーズ第1弾『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』の助監督を務めた蔵方政俊の監督デビュー作。第2弾は富山県の富山地方鉄道を舞台に、1か月後に定年を迎える運転士と、夫の人生を支えながらも自分の今後の人生について思い悩む妻の姿を描く。主人公の運転士を三浦友和、妻を余貴美子が演じる。富山県ののどかな風景をバックに、温かみあふれるストーリーが展開する。
2011年/日本/123分
監督:蔵方政俊
キャスト:三浦友和 余 貴美子 小池栄子 中尾明慶 ・ 吉行和子
塚本高史 岩松了 徳井優 中川家礼二/仁科亜季子 清水ミチコ 立川志の輔 米倉斉加年/ 西村雅彦