1964年10月10日から24日まで開催された東京オリンピックの全貌を収めた巨匠・市川崑監督による長編記録映画。望遠レンズを駆使した103台のカメラで、競技の勝負より選手の表情や動作を追い、日本映画史上空前の興行記録を打ち立てた。マラソンのアベベ、円谷、「東洋の魔女」と呼ばれた日本女子バレーチーム、100メートルのヘイズ、81メートル障害の依田、体操のチャスラフスカなどの名選手を捉えた感動の映像は必見。最高のスタッフ、技術により制作された記録映画史に残る傑作。カンヌ映画祭国際批評家賞受賞。
1965年/日本/170分
監督:市川崑
脚本:市川崑、和田夏十、白坂依志夫