目の前で起こされた、オセアニア軍事国による反対派住民への大虐殺の引き金となりかねない事件。その火種をもたらしたのは、両勢力とは関係のない、違う目的を持つ者だった。身勝手な行動によって引き起こされた、オセアニア軍事国の目論見通りの状況に、激しい憤りを覚えるクウェンサーたち。その一方で、最悪の状況が訪れるまでの時間は、刻一刻と迫る。オセアニア軍事国のオブジェクトを一刻も早く発見し、止めなくてはならないこの状況で、彼らの目の前には『命令』という厚い壁が立ちふさがっていた。そして司令部からの情報をもとに、部隊は動き出す――。