全日本ガンプラバトル選手権、準々決勝……。同じ次元覇王流拳法を使うカミキ・セカイとイノセ・ジュンヤの同門対決は熾烈を極めていた。戦況を打開するためセカイはバーニング・バーストを発動させるが、ジュンヤも同様にバーニング・バーストを発動させ、セカイが編み出したガンプラのオリジナル技でさえもことごとく打ち破っていく。究極の強さに取り憑かれ、己の欲望を満たすために強さの極致を目指すジュンヤと対戦相手に向き合い、純粋、ひたむきに強さを極めようとするセカイ。相反する二人は互いの信念と想いを拳に宿し激突する。しかし、経験の差とジュンヤの卑怯な攻撃でピンチに追い込まれてゆくセカイ。アシムレイトの反動による激痛で薄れゆく意識のなか、セカイは不思議な輝きに導かれる。