【あらすじ】
18世紀末、栄華を誇っていたブルボン王朝に翳りが見え始める。その頃、王宮のしきたりや儀式に縛られ、孤独を感じていたマリー・アントワネット(愛加あゆ)と、スウェーデンの留学生フェルゼン(壮一帆)は恋に落ち、密かに逢瀬を重ねる。二人の噂が国王の耳に届くほど、事態は深刻さを増すのだが、フェルゼンは王妃の心に寄り添いたい一心で王宮に通い続ける。ある夜、彼の行く手を、オスカル(凰稀かなめ)が遮る。女性に生まれながら幼い頃より軍人となるべく育てられ、近衛隊長として王妃に忠誠を尽くすオスカルは、フェルゼンがフランスを離れることが国家の窮状を救い、ひいては王妃のためになると、スウェーデンへの帰国を進言する。幼い頃からオスカルを支えてきたアンドレ(柚希礼音)は、そんな彼女を見守り続ける…。※著作権上の都合により、一部割愛致しております。
1974年の初演より、幾たびも上演を重ねてきた作品。2013年に上演された雪組新トップコンビ(当時)壮一帆・愛加あゆのお披露目公演から、柚希礼音と凰稀かなめが特別出演したバージョンをお届けします。
’13年/雪組/宝塚大劇場/キャスト:壮一帆、愛加あゆ、早霧せいな、柚希礼音、凰稀かなめ ほか