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錦衣衛(きんいえい)の指揮使(しきし)である慕容冲(ぼよう・ちゅう)と副指揮使(ふくしきし)である岳鳴珂(がく・めいか)は、東廠(とうしょう)が明月峡(めいげつきょう)を野放しにしておかないだろうと考え、両派がたたかいを始めたときを狙って漁夫の利を得ようとしていた。錦衣衛を殺害したのは傷口からみて女性と判断した岳鳴珂は、錦衣衛殺害犯を捜すため追跡の命令を下す。街道の取り調べに鉢合わせた武当(ぶとう)派四大弟子の何萼華(か・がくか)と卓一航(たく・いっこう)たちは、捕えられて牢屋に入れられる。しかし突然、岳鳴珂の前に玉羅刹(ぎょくらさつ)が現れ、錦衣衛を殺害したのは自分だと告げる。一方、孟秋霞(もう・しゅうか)は虐待から救われた女性や子供たちが明月峡の地で養われていることを知る。実は孟秋霞は、慕容冲の手下の朱雀(すざく)で、死んだ孟秋霞を装って明月峡を探っているのであった。
『白髪魔女伝』は、『セブンソード』で知られる梁羽生が著した同名小説を原作とした最新TVシリーズ。ブリジット・リンとレスリー・チャンが主演、傑作との呼び声が高い『キラーウルフ 白髪魔女伝』を含め、過去6回も映像化された人気の物語である。舞台となるのは、明の中期。太子と瑞王が皇位を巡って対立、宦官を長とする特務機関・東廠(とうしょう)と錦衣衛が瑞王派として権勢を振るう一方、武林最大門派の武当派が太子を支持していた。折しも江湖では、当代随一の武芸の使い手・玉羅刹(ぎょく・らさつ)率いる邪派・明月峡が悪名を轟かせ、武林はまさに一触即発―こうしたなか、物語の幕が開く。
2012年/中国/45分/日本語字幕版
監督:リャン・グオグァン 脚本:リャン・ジーミン、ハン・ペイチェン、ラン・ヌオリン
キャスト:ニッキー・ウー、ルイス・ファン