フェラーリの運ぶ夢

ストーリー／あらすじ

偏屈な父親と一人息子を抱えて父子家庭を切り盛りするルーシーは、交通局に勤める生真面目で善良な一市民。息子のカヨは父の細やかな愛情に包まれてクリケットに熱中している12歳。キャプテンでチームのエースだが、家が裕福ではないため、新しい用具を買うのにも一苦労。祖父は、クリケットに夢をかける二人に冷淡な態度をとる。それもそのはず、祖父にはある苦い過去があるからだった。そんな中、ロンドンにあるクリケットの聖地ローズ競技場での強化合宿選手セレクションの開催が発表される。だが合格しても費用15万ルピーを払わなければ参加できない。金策に走るルーシーに、ある話が持ちかけられる。地元政治家のために、インド代表スター選手で国民的ヒーローであるサチンの所有するフェラーリを借りてきたら、15万ルピーの報酬が得られるというものだ。一度は断ったルーシーだが、なぜか次々ととんでもない事態にまきこまれていく…。

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