「ねえ、お兄ちゃん。キセキを殺してくれないかな?」穏やかな微笑みを浮かべたまま、妹は兄に懇願する。次第に強くなる自分の力を恐れ、せめて兄の手で殺してほしいと願うキセキ。キセキの死を望まないタケルは、最後まで彼女を守りぬく決意であることと、それでもどうしてもだめだった時には、「お前を殺す時は、俺が死ぬ時だ」という約束をする。そんな二人の前に現れたのは、タケルに強い憎しみを抱く京夜と、ホーンテッドの襲撃で死んでしまったはずの彼の幼馴染・吉水そっくりの容姿をしたレリックイーター・ネロだった。「俺が何しに来たのか答えてやるよ草薙。決まってんだろ……!魔女狩りだ!」