年に一度の七夕をみんなで過ごすため、亮悟たちのいる星火寮を訪れたろくろと紅緒。さらに繭良も加わり久々に楽しい時間が過ぎてゆく。そんな中ろくろと紅緒が短冊に書いた願いごととは? 一方その頃、陰陽頭・有馬や十二天将は、京都の陰陽連本部にいた。 温泉につかり、疲れを癒す士門と清弦は、婆娑羅としてはまだ若い神威の出現、故意に引き起こされたケガレ堕ちの発生を思い返し、今後の戦いに向け気を引き締める。そして有馬は、神託の「神子(みこ)」の誕生を願う。永きにわたり続いてきた陰陽師とケガレの戦いは、新たな局面を向かえようとしていた――。