【第8話】
啓翠会総合病院で脳腫瘍患者・亜美(大森絢音)の手術が始まった。柾(陣内孝則)らは腫瘍を摘出するにあたり、せめて片目だけでも視神経を残してあげたいと願う。が、やはりそれは難しく、亜美は8歳にして両目の視力を失ってしまうことに…。一方、「青空こどもクリニック」は深刻な経営難に陥っていた。宇宙(小西真奈美)に代わって必死に資金のやり繰りをする狩矢(塚本高史)。が、経営面のことで率先して舵を取ろうとする狩矢の言動に、赤池(渡辺えり)らクリニックのスタッフは戸惑いを隠せない。
近年、小児科医不足は医療現場で深刻な問題となっており、中・大規模病院での小児科閉鎖のニュースもたびたび耳にするようになった。本当に小児科医は減ったのか? 実はそうではなく、小児科医の内訳が救急医療を伴わない小規模病院や開業医にのみかたよっているのが現状なのだ。高い志を持って小児科医になった医師ですら、戦線を離脱してしまうほど過酷な小児救急医療の現場…。大人と違い、自分でしっかりと症状を説明することができない子供にとって、大事なのは医師たちの細心の治療。100人の患者のうち、98〜99人は軽い症状ですんでも、1、2人は重い病気の可能性がある、という切迫した現場で、小児科医たちは日々闘い続けているのだ。
「子供のための医療の場が足りないのなら自分たちで作ってしまおう」
ドラマ『小児救命』は、強い意志を持って小児病院を作った若き女性院長が、そこに集まった医師・看護師たちとぶつかり合いながらも成長していく姿を描く!
主役である若き病院長・青山宇宙を演じるのは、テレビ朝日のドラマ初主演となる小西真奈美。そして共演には、塚本高史、勝地涼、山口紗弥加、大杉漣、渡辺えり、そして陣内孝則ら、個性的な俳優が顔をそろえる! 長期にわたる現場取材に基づく完全オリジナル脚本で、小児科医とその周りの人々の苦悩、葛藤といった現実を描くヒューマンドラマ『小児救命』。
子供たちと、その輝かしい未来を作るために、個性豊かな医師たちが奮闘する!
キャスト:小西真奈美、塚本高史、勝地涼、山口紗弥加、笛木優子、藤原一裕、大杉漣、正名僕蔵、田実陽子、名高達男、渡辺えり、陣内孝則
脚本:龍居由佳里:
演出:片山修、唐木希浩
音楽プロデューサー:志田博英
音楽:仲西匡、長谷部徹
チーフプロデューサー:五十嵐文郎
プロデューサー:中込卓也(テレビ朝日)、中川慎子(テレビ朝日)、太田雅晴(5年D組)、里内英司(5年D組)
制作協力:5年D組
制作:テレビ朝日