ボウとケンジーが同居の準備をしている頃、マイケル・コネルなる人物は、“火の玉ウィル”が隠していた宝石箱を見つける。宝石を盗まれたウィルはボウに助けを求める。ウィルを怪しんでいたボウだが、両親についての情報と引き換えに、宝石を奪い返す約束をする。コネルが残した手がかりを持って、ボウはダイソンに助けを求める。ダイソンは、光と闇のフェイが集まるバーへボウを連れて行き、そこでトリックというオーナーに引き合わせる。コネルのすみかで、ボウとケンジーはドアに仕掛けられていたワナや、近所の住人の邪魔を何とか回避し、コネルが宝石を売ったという証拠を見つける。
ボウ(アンナ・シルク)は養父母によって普通の人間として育てられたが、セックスで人を死なせてしまったことで、自分は人間ではないと確信する。セックス中に恋人のエネルギーを吸い取って殺してしまってからは、ずっと逃げて生きてきたが、ある街に落ち着いてからは自分は一人ではないと気づく。ある時、ボウは自分がサキュバスで、フェイという太古から存在する進化形生物だと知る。そしてケンジー(クセニア・ソロ)という策略に富んだ泥棒とチームを組んで探偵として活動を始める。助けを必要とする人を助けながら、自分が何者であるか真実を探ろうとしていた。自分とフェイとの関係や、光と闇のフェイがかろうじて休戦状態にあるということを知り、ボウは中立でいようとする。そしてボウは、自身の暗く不穏な過去、そして不確かな未来に直面していく。
2012年/カナダ/全13話/日本語字幕版
監督:エリック・カニュエル
キャスト:アンナ・シルク、クセニア・ソロ、クリス・ホールデン=リード、リチャード・ハウランド、ゾーイー・パーマー、K・C・コリンズ