雲中歌〜愛を奏でる〜 第32話 嵐の予感

あらすじ

劉弗陵が毒に侵されたのは、5年前から彼の命を狙っていた劉賀（リュウガ）の仕業だったことに気づいたモウカクは、彼と義兄弟の絆を断つ。一方、自分の後継者に劉賀ではなく劉詢（リュウジュン）を選んだ劉弗陵は、劉賀に昌邑（ショウユウ）に戻るよう勅命を出す。だが、劉詢が即位すれば霍家（カクケ）は勢力を失うと危惧した霍光（カクコウ）は、劉賀と組んで劉詢に対抗しようと企んでいた…。

ストーリー

砂漠で運命の恋におちた聡明な少年・劉弗陵（リュウフツリョウ）と心優しい美少女・雲歌（ウンカ）。2人が将来の再会を誓って別れてから9年。大人になった雲歌は時の皇帝こそが劉弗陵とは知らないまま、彼を探しに長安を訪れる。そんな雲歌に救いの手を差し伸べたモウカク。彼もまた9年前に雲歌に恋した少年だったことを、彼女は知らなかった。そして、雲歌が劉弗陵と同じ玉佩（ギョクハイ）をもつ劉病已（リュウヘイイ）に出会った時、運命の歯車が動き出す。モウカクの正体に気づかず、劉病已を劉弗陵だと勘違いした雲歌は、天才料理人として名を挙げて宮中へ。そこで彼女を待ち受けていたのは数奇な宿命だった──。

» ご希望の作品が見つからない場合