雲中歌〜愛を奏でる〜 第44話 癒しの故郷へ

あらすじ

許平君がお産を待たずに亡くなり、悲嘆に暮れる劉詢（リュウジュン）。彼は馬車が壊れるよう細工がしてあったことを知るが、それを胸に留めて葬儀を行う。一方、雲歌は亡き劉弗陵の願い通り憎しみを忘れるため、故郷へと帰っていく。そんな彼女にモウカクは「いつか必ず訪ねに行く」と約束するのだった。その後、辺境を鎮圧した霍光（カクコウ）が凱旋して…。

ストーリー

砂漠で運命の恋におちた聡明な少年・劉弗陵（リュウフツリョウ）と心優しい美少女・雲歌（ウンカ）。2人が将来の再会を誓って別れてから9年。大人になった雲歌は時の皇帝こそが劉弗陵とは知らないまま、彼を探しに長安を訪れる。そんな雲歌に救いの手を差し伸べたモウカク。彼もまた9年前に雲歌に恋した少年だったことを、彼女は知らなかった。そして、雲歌が劉弗陵と同じ玉佩（ギョクハイ）をもつ劉病已（リュウヘイイ）に出会った時、運命の歯車が動き出す。モウカクの正体に気づかず、劉病已を劉弗陵だと勘違いした雲歌は、天才料理人として名を挙げて宮中へ。そこで彼女を待ち受けていたのは数奇な宿命だった──。

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