とある森にて。いつものように妖怪たちに狙われる三蔵一行。ザコ妖怪を倒しきったところで、道ばたの茂みがゆれる。身構える4人の前に現れたのは1匹の可愛らしい子猫だった。はしゃぐ悟空たちだったが、ひとりクシャミを連発する三蔵から、なぜか子猫は離れようとしない。しぶしぶ宿屋に連れ帰った三蔵を前に、何くれとなく子猫の世話を焼く3人。翌日、一行は留守番の三蔵を残し街に買い物に出る。留守の間、子猫の世話を頼まれた三蔵は、嫌がっても嫌がってもなついてくる子猫に、次第に心を許していく。そこへ突如なだれ込んできた妖怪の放った刃が、三蔵をかばってとっさに飛び込んできた子猫を襲うが…。