行く手を遮る村人たちの人影に一行は走っていたジープを停車させる。何事かと思っていると、突如彼らは三蔵たちに襲いかかってくる。妖怪ではなくどう見ても人間である彼らはよどんだ黄色い瞳をしていた。訳が分からないながらも応戦した4人は、何度攻撃しても起きあがってくる相手に戦い辛さを感じ、とりあえずジープを発進させ逃げ出す。行き着いた街で宿を探す途中、一行は異国の出で立ちをした2人組とすれ違う。ヘイゼルとガトという名の2人は、村を襲った妖怪たちをあっという間に倒しつくし、静かに告げる。「遙か西の国から来ましたんや。全ての妖怪を殺し、人間だけの世界を作るために」