【第3話】
東京・有明の工場跡地で、大手ゼネコンの建築デザイナー・江上恭介(伊藤洋三郎)の刺殺死体が発見された。一報を受けて臨場した捜査一課長・大岩純一(内藤剛志)らは、“バンザイ”のように両手を挙げた姿勢の遺体に驚く。
現場の状況から、犯人はどこか別の場所で殺害し遺体を運んできたことがわかったが、被害者の耳に殺害現場の土が付着していた上、指紋を消そうとして遺体を拭いたメイク落とし用コットンの繊維片も残っていた。
物語の舞台は、警視庁の花形部署、捜査一課。400名超の精鋭刑事を統率する捜査一課長は、いわゆるキャリアが占めるほかの警察要職とは異なり、ヒラ刑事から這い上がってきた“叩き上げ”が務める、特殊なポスト。都内で起きるすべての凶悪事件に臨場し、いくつもの捜査本部を同時に指揮しながら捜査方針を決め、重大な局面では自ら捜査に乗り出すなど、極めて重い責務を担っています。 しかし、主人公の捜査一課長・大岩純一(内藤剛志)は、決してスーパーマンではありません。大岩が苦悩の中、重責を乗り越え、部下を導いていく姿は、まさに“等身大のヒーロー”であり、“理想の上司”です。
キャスト:内藤剛志、田中圭、床嶋佳子、本田博太郎、矢野浩二、鈴木裕樹、金田明夫、斉藤由貴
監督:濱龍也
脚本:安井国穂