【#4】
音楽室から無事に脱出できた生徒達。しかし、次に待っていたのは真っ暗な廊下だった。恐怖からなかなか音楽室を出たがらない生徒達だったが、出席番号21番・和久綾乃 (渡邉理佐) が懐中電灯を見つける。16番・浜野楓 (原田葵) と5番・温田遥 (織田奈那) を先頭に廊下を進んでいると、あかりの灯ったカフェテリアを見つける。カフェテリアならば食べ物があるのではと思い、出席番号17番・葉山ゆずき (平手友梨奈) を筆頭に室内へ入る。しかし、そこにあったのは食事ではなくタブレットで、生徒達は再び閉じ込められてしまった。苛立ちや恐怖が続く中、ついに17番・葉山ゆずきと21番・和久綾乃は口論になり…。
この物語で語られるのは、現代からさほど遠くない近い未来での出来事―。プライバシーの保護を優先するあまり、学校では教師や生徒の名前を開示しないことになっていた。そうした環境で学校生活を送っていた女子高生達が、突如として教室に閉じ込められてしまう―! その様子はリアルタイムで全世界に配信され、タブレットの向こうにいる見ず知らずの観客達が、彼女達を観ていた。この教室から脱出する唯一の方法は、観客達から多くの『いいね!』をもらうこと。彼女達は沢山の『いいね!』をもらうため、観客の気を惹く行動をするが徐々に行動はエスカレートしていき…。密室空間で混乱する中、信じていた友にさえ裏切られ、生徒達は疑心暗鬼になっていく。「友達は大切。でも、ルールに従うことが、この教室ではもっと大切。」ルールを守らなかった者に待ち受けているものとは? いったい何故、彼女達は閉じ込められているのか? 観客達に運命を握られた21人は全員で脱出できるのか?
キャスト:欅坂46、ヒカル、ラファエル、りかりこ、ふくれな、原田龍二、前田公輝、山地まり、福澤重文、霧島れいか、池谷のぶえ
脚本:矢島弘一
企画・原作:秋元康
監督:矢島弘一、日暮謙
音楽:牧戸太郎
制作:八木元
プロデューサー:植野浩之
企画制作:日本テレビ
制作プロダクション:イメージフィールド
製作著作:「残酷な観客達」製作委員会