【#6】
体育館に移動した生徒達はその光景に驚き、悲鳴をあげる。体育館には透明の箱に入れられ、血まみれになっている担任・畑田公介 (原田龍二) がいた。箱から助けを求めるが、タブレットには先生を助けるためには全員で30万「いいね!」という指令が。普段、先生を嫌っていた生徒達は救出を迷うが、一人だけ先生に恋している出席番号12番・須原美空 (鈴本美愉) は味方となる。12番・須原美空の必死の説得と、先生が逃げ道のヒントを知っていると思った17番・葉山ゆずき (平手友梨奈) は救出を提案するが、『先生は嘘をついている』と14番・永嶺みこ (長濱ねる) は反対する。そんな中、1番・石野紗英 (石森虹花) は体育館であるものを発見し、生徒達は観客へある提案をする。
この物語で語られるのは、現代からさほど遠くない近い未来での出来事―。プライバシーの保護を優先するあまり、学校では教師や生徒の名前を開示しないことになっていた。そうした環境で学校生活を送っていた女子高生達が、突如として教室に閉じ込められてしまう―! その様子はリアルタイムで全世界に配信され、タブレットの向こうにいる見ず知らずの観客達が、彼女達を観ていた。この教室から脱出する唯一の方法は、観客達から多くの『いいね!』をもらうこと。彼女達は沢山の『いいね!』をもらうため、観客の気を惹く行動をするが徐々に行動はエスカレートしていき…。密室空間で混乱する中、信じていた友にさえ裏切られ、生徒達は疑心暗鬼になっていく。「友達は大切。でも、ルールに従うことが、この教室ではもっと大切。」ルールを守らなかった者に待ち受けているものとは? いったい何故、彼女達は閉じ込められているのか? 観客達に運命を握られた21人は全員で脱出できるのか?
キャスト:欅坂46、ヒカル、ラファエル、りかりこ、ふくれな、原田龍二、前田公輝、山地まり、福澤重文、霧島れいか、池谷のぶえ
脚本:矢島弘一
企画・原作:秋元康
監督:矢島弘一、日暮謙
音楽:牧戸太郎
制作:八木元
プロデューサー:植野浩之
企画制作:日本テレビ
制作プロダクション:イメージフィールド
製作著作:「残酷な観客達」製作委員会