【#7】
先生救出計画は出席番号14番・永嶺みこ (長濱ねる) により失敗に終わるが、逃げ道のヒントを思い出した先生から脱出方法を聞き出した生徒達は、救出を約束し、体育館を後にする。廊下の先の分岐点で二手のグループに分かれ脱出の可能性に賭けるが、プールに向かった17番・葉山ゆずき (平手友梨奈) と14番・永嶺みこ (長濱ねる) らは、プールサイドのタブレットを見つけ脱出失敗を悟る。タブレットには一人3万「いいね!」の指令が。グループの絶望をよそに、9番・佐野静香 (佐藤詩織) と20番・若本杏奈 (渡辺梨加) は中学時代に一緒に憧れていた水泳部の先輩・内野悠人 (前田公輝) との思い出にひたり、いつも好意的なコメントを寄せる観客の一人が“悠人先輩”だと信じ始め…。
この物語で語られるのは、現代からさほど遠くない近い未来での出来事―。プライバシーの保護を優先するあまり、学校では教師や生徒の名前を開示しないことになっていた。そうした環境で学校生活を送っていた女子高生達が、突如として教室に閉じ込められてしまう―! その様子はリアルタイムで全世界に配信され、タブレットの向こうにいる見ず知らずの観客達が、彼女達を観ていた。この教室から脱出する唯一の方法は、観客達から多くの『いいね!』をもらうこと。彼女達は沢山の『いいね!』をもらうため、観客の気を惹く行動をするが徐々に行動はエスカレートしていき…。密室空間で混乱する中、信じていた友にさえ裏切られ、生徒達は疑心暗鬼になっていく。「友達は大切。でも、ルールに従うことが、この教室ではもっと大切。」ルールを守らなかった者に待ち受けているものとは? いったい何故、彼女達は閉じ込められているのか? 観客達に運命を握られた21人は全員で脱出できるのか?
キャスト:欅坂46、ヒカル、ラファエル、りかりこ、ふくれな、原田龍二、前田公輝、山地まり、福澤重文、霧島れいか、池谷のぶえ
脚本:矢島弘一
企画・原作:秋元康
監督:矢島弘一、日暮謙
音楽:牧戸太郎
制作:八木元
プロデューサー:植野浩之
企画制作:日本テレビ
制作プロダクション:イメージフィールド
製作著作:「残酷な観客達」製作委員会