クラウスの世話だけにとどまらず、ライブラでの仕事さえもテキパキとこなす、スーパー執事のギルベルト。しかしそんな彼がある日、ぎっくり腰に!? 体を動かすのもままならないギルベルトの代わりに、ラインヘルツの本家から代理の執事が派遣されてくる。彼の名はフィリップ・レノール。ギルベルト以外が淹れた紅茶には口をつけないクラウスさえも納得させ、ケガをして運ばれてきたザップにも的確に対処。さっそくギルベルトの補佐として仕事をこなしていく……。だが、ここはヘルサレムズ・ロット――外の常識が通用しない街。ライブラの関係者であることがバレてしまったフィリップは、さっそくトラブルに巻き込まれてしまう。